いつも子供がブレてしまう……
これってカメラのせい?
子供が元気に走り回れるようになると、このような悩みが出てきてしまうことがありますよね。
しかしこれは、カメラのシャッタースピードを適切に設定することで解決することができます。
この記事では、誰でも簡単に子供の写真をブレずに撮影できる方法をお教えします。
子供がブレて写る原因
そもそもシャッタースピードって何?
という方のために簡単に説明すると、シャッタースピード(SS)とはカメラのシャッターが開いている時間の長さのことです。
カメラはシャッターが開いている間にレンズが取り込んだ情報を記録します。
つまりSSが長いほどカメラに光をたくさん取り込むことができるため明るく写り、短いほど暗く写ります。
じゃあシャッタースピードが長い方がいいんだね〜
と思った方もいるかもしれませんが、実はこれが被写体ブレの原因になります。
シャッタースピードを長くすると、その間に動いた被写体は、ブレて写ってしまいます。
そのため動く被写体を撮影する場合は、必然的にシャッタースピードを短く設定する必要があるのです。
日中の屋外ではオート撮影でも問題なく撮影できるのに、室内ではブレブレ…ということありませんか?
人間にとっては十分に明るい室内でも、カメラにとっては暗い場合も多く、適切に設定しなければシャッタースピードが自動的に遅くなってしまうからなんですね。
ではどのように設定したらよいか、具体的な方法をお伝えします。
具体的な設定方法
シャッタースピードは、シャッタースピード優先モードまたはマニュアルモードで設定できます。
ここではシャッタースピード優先モードを使用する方法を紹介します。
手順はたったの2つです。
- カメラのモード設定ダイヤルをシャッタースピード優先(S・Tvなど)に合わせる。
- シャッタースピードを100以上に設定する。
これで設定が完了しました。
もしSSが100でもブレてしまう場合には、125、160と適宜調整してみてください。
それでもブレてしまう場合は、もしかするとそれは被写体ブレではなく手ブレかもしれません。
子供だけでなく、写真全体がブレてしまっている場合は手ブレが原因ですので、カメラの持ち方や撮影方法を見直してみましょう。
シャッタースピードを上げても明るく撮影する方法
最初にお話したとおり、 シャッタースピード(SS)とはカメラのシャッターが開いている時間の長さで、SSを上げると取り込める光の量が減るため写真が暗くなりがちです。
しかしこれも、適切に設定することで解決することができます。
明るさは露出補正で設定できる
写真の明るさは露出補正をプラスに設定することで明るくできます。
このとき、ISOがオートになっているか確認してください。
カメラが自動で設定した明るさになるまでISO感度を上げてくれます。
また、合わせてISO上限が設定されていないかも確認してください。
上限が設定されていると、それ以上はISOが上がらず、明るくならない場合があります。
- 露出補正は適切か
- ISOオートになっているか
まとめ
このように、シャッタースピードを適切に設定することで元気に遊ぶ子供もブレずに撮影することができるようになります。
ぜひ今日から実践してみてくださいね。
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